なつこです!
「借金300万円」あらためて自分の債務総額を計算して、この金額を目の前にすると、不安や焦りを感じる方も多いと思います…。
しかし、正しい戦略と行動をとれば、着実に完済へと進めるはず!
借金300万円を完済するための具体的な方法を解説します。

事務所においても、借金300万円台が一番よく見かけます。
一緒に完済戦略を練っていきましょう!
借金300万円を片付けるために、まずすべきこと
大事なのは、現在の状況を把握すること!
借金の状況と、収支状況、この2つを整理していきましょう。
借金の総額と金利を確認
「借金300万円」といっても、借入先や金利によって返済計画は大きく異なります。
まずは以下を整理しましょう。
- 借入先(銀行カードローン、消費者金融、クレジットカードなど)
- 各借入先の残高
- 各社の金利(年利何%か)
- 毎月の最低返済額
金利の高いものから優先して返済するのが基本戦略です。

借金の金利は、残高が多いものが高くなる傾向があるため、残高が大きいものから減らしていくようにするのがコツ!

「もうあとちょっとで完済のカードがある」という場合は、そっちを優先しても◎
1社でも完済をすると、モチベが上がります★
「毎月どれくらいの金利を払っているかわからない…」
という場合は、各社のアプリや会員サイトに行き、ひとまず前月の利用明細を確認してみましょう。
例えば消費者金融であれば、その月に返済した金額の、元金と利息の内訳が記載されています。
収支を見直す
毎月の収入と支出をリストアップし、削れる支出がないかチェックしましょう。
支出を見直すポイントは特に以下の3つ!
- サブスクリプション(不要なものはないか?)
- 外食や嗜好品(削っても支障がないものはあるか?)
- 固定費(通信費、保険料など)
などを実施することで、返済に回せるお金を増やせます。

家計簿は1〜2ヶ月つけてみましょう!マネーフォワードのように、銀行口座やクレジットカードを連携させられるものは、出費が細かく管理できるので、ラテマネーを炙り出すのに最適です!
収入を増やす工夫も大事!
借金を早く返済するには、支出を減らすだけでなく、収入を増やすことも重要です。
- 副業を始める(在宅ワーク、アルバイト、フリーランスなど)
- 不用品を売る(メルカリ、ヤフオクなどを活用)
- スキルアップして収入アップを目指す
私は、任意整理の返済中、長女と次女がまだ小さかったため、ランサーズでWebライターの副業をしたり、ブログ運営のアフィリエイトなどで稼いでいました。

専業主婦だったり、当時保育園難民だったし、在宅しか道がなかった(´・ω・`)
ただし、ゼロからお金を生み出すのは、時間がかかります。
お金をかければ時間を短縮できる効果もありますが、借金返済している間は、ここに余計なお金をかけることはおすすめしません。

初期投資、自己投資、などの言葉は聞こえがいいですが、なるべくお金をかけないように…
即金性を重視するなら、「タイミー」や「メルカリハロ」などの単発バイトが良いでしょう。
メンタル管理をする
借金返済は長期戦になることが多いため、精神的な負担も大きくなります。適度に息抜きをしながら、モチベーションを保ちましょう。
- 返済の進捗を記録し、小さな成功を積み重ねる
- 信頼できる人に相談する(家族、友人、専門家)
- 必要なら債務整理を検討する(任意整理や自己破産など)
メンタル管理ってほんと大事。
私はギャンブルや浪費が借金の原因だったんだけど、どれもこれも思い返せばストレスが原因だったと思います。

ギャンブルも浪費も、お金を使えば手っ取り早くストレスが解消できる。
…けど後に金欠がかなりのストレスになり、倍以上のストレスになるという💧
浪費やギャンブルが借金の原因になっている方は、まずメンタル管理を徹底することをおすすめします。
- 睡眠をしっかり取る(できれば7〜8時間)
- 栄養バランスを考えた食生活を送る
- 深呼吸をする
睡眠・食事・深呼吸!!!
とくに、睡眠不足は解消しましょう。なぜなら睡眠不足は判断力も鈍らせるからです。
お金に困る→夜眠れなくなる→判断力が鈍る→お金に困る…と負のスパイラルに陥るように💧

辛い状況の中、大変だとは思いますが、メンタル管理もお忘れなく…
あとは、専門家への相談も効果があります。
債務整理を専門にしている専門家であれば、現状の借金300万円に対して、どのように返済をするのが良いか?あなたの立場に立って考えてくれます。
債務整理を「検討中」の段階でも、相談によって現状を知ることができますし、相談することで気持ちが楽にもなりますので、無料でぜひ相談してみてください。
借金300万円の効果的な返済戦略は?
次は、借金300万円の返済計画「実践編」です!
返済方法の優先順位を決める
借金の金利が高い順に返済していく方法が効率的です。
現在では、一番高い金利が「消費者金融」です。その次が、「クレカリボ」、「銀行カードローン」の2つ。
消費者金融は利息18%であることが多いため、こっちから多めに返済をしていくのがおすすめ。

月換算だと微々たる金額ですが、トータル換算だと、結構大きく違ってきますよ!
積極的に繰り上げ返済をする
カードローンやリボ払いなどは、基本的には毎月決まった金額を返済するスタイルになっていますが、それだと対して利息は減りません。
実際に、返済シミュレーションを動かして、確認してみましょう。

例えばこれは、アコムで50万円(利息18%)を借りた場合。
おそらく毎月の返済額は「15,000円でいいよ」っていう決まりになっていると思います。
けど、15,000円をすると…

引用:ご返済シミュレーション(借入金額・利息計算):アコム
なんと、返済初回は元金と利息がほぼ半分です…。
借入残高が減るにつれて、元金に充てられる分が大きくなり、逆に利息に充てられる分は小さくなっていきますが、それでもしばらくは利息が重たいです。。

引用:ご返済シミュレーション(借入金額・利息計算):アコム
どんどん返していくと、利息は小さくなっていきます。しかし、完済までトータル4年近くかかります。。
この間、追加で借入をしたり、遅れがなければ良いのですが、みなさん、この期間でさらに借金をしてしまったりするのです。。
そうすると余計に状況が悪化。
「借金が全然減らない…」ということになってしまうのです。

借りて返してを繰り返して、ずーーーーっと限度額パツパツの状態だと、返済額に対して元金と利息がほぼ同じ割合になっており、借金が減りづらい状況に…。
ですので、返済順位は消費者金融を高めにしつつも、毎月の返済額をより多く入れていくことが、大事とも言えます。
可能な限り最低返済額以上を支払うことで、利息の負担を軽減できます。ボーナスや臨時収入は積極的に返済に回しましょう。
おまとめローンを検討する
複数の借入がある場合は、おまとめローンを利用して低金利に一本化するのも手です。
- 金利が下がるため、毎月の返済額が減る
- 返済がスリム化する(振込などの負担がない)
こんなメリットがあります。
おまとめローンで有名な5社を比較してみました↓
アイフル 「かりかえMAX」 | 東京スター銀行 | LINEポケットマネー | オリックス・クレジット 「ORIX MONEYおまとめローン」 | ダイレクトワン | |
利用限度額 | 1万円〜800万円 | 30万円〜1,000万円 | 〜300万円 | 50万円〜800万円 | 1万円〜300万円 |
金利 | 3.0%〜17.5% | 9.8%、12.5% 14.6% | 3.0%〜15.0% | 3.0%〜17.8% | 4.9%〜18.0% |
対象者 | 満20歳以上 | 満20歳以上、65歳未満 給与所得の方 ※自営業、主婦、パート、アルバイトは不可 | ※公式記載なし | 満20歳以上、64歳まで 毎月定期収入がある方 | 25歳以上の安定収入がある方 |
おまとめ対象 | 消費者金融、銀行系、クレカリボ | 消費者金融、銀行系、クレカなど | 消費者金融、クレカキャッシングのみ ※銀行、クレカキャッシングは対象外 | 消費者金融、銀行カードローン、クレカショッピングリボ、キャッシングリボ | 消費者金融、銀行カードローン、クレカショッピングリボ、キャッシングリボ |
返済方式 | 元利定額返済方式 | 元利均等月賦返済 | 元利均等方式 | 元利込み定額返済 | 元利均等返済方式 |
保証会社 | なし | 東京スター・ビジネス・ファイナンス もしくは、アイフル | なし | なし | なし |
ただし、新たな借入であるため、返済計画を慎重に立てましょう。
また、すでに滞納している場合は、審査に落ちる可能性もあります。
審査に通ったとしても、希望額が借りられるとは限らない点にも注意が必要です。

審査はタダなので、やるだけやってみる!といのも大アリです。
借金300万円を任意整理した場合はいくらになる?
借金300万円を返済するのが厳しい場合、任意整理を検討するのも一つの選択肢です。
任意整理では、およそ5年程度の返済になるため、借金300万円であれば月5万円の返済が目安です。

カード会社によっては5年以上の分割になることもありますが、逆に短期の分割じゃないと和解できないこともあります。
具体的な任意整理の金額は、実際に事務所に問い合わせをすると良いと思います(無料で見積もりを出します)。
画面上で目安がわかる、弊所の「セルフチェッカー」もおすすめ!
公式ラインもあります。①借入先 ②その借入先の各残高 ③どれくらいの利用期間があるか をトークに入れていただければ、営業時間内に担当がご返信いたします。
平日9:00〜20:00、土曜10:00〜16:00
任意整理とは?
任意整理とは、弁護士や司法書士が債権者と交渉し、利息のカットや返済期間の延長を図る手続きです。
現在の支払いは一旦リセットされるため、滞納中や、一括請求が来ている場合でも手続きOKです。

私自身、裁判所から手紙が届いて、差押え目前でもどうにかなりました!
任意整理のメリット
- 利息の減額または免除:将来の利息をカットできる可能性がある
- 毎月の返済額の軽減:返済期間を延ばして負担を減らせる(3年〜5年)
- 督促がストップ:債権者からの催促が止まる
すでに返済が遅れている場合でも、任意整理は可能。私は裁判所に訴えられている状態でも任意整理ができました!
任意整理のデメリット
- 信用情報に影響が出る:ブラックリストに載るため、新たな借入が難しくなる
- 元金は減らない:基本的に借金の元本自体は免除されない
- 手続きに費用がかかる:弁護士や司法書士への報酬が必要
任意整理をするかどうかは、収入や生活状況を考慮して慎重に判断しましょう。
自己破産や個人再生はどうなる?
借金を整理する方法には、その他にも「自己破産」や「個人再生」があります。
それぞれ、借金300万円の状態で手続きをするとどうなるか、メリットやデメリットと共にみてみましょう。

いずれもお住まいを管轄する裁判所に申し立てをします、
借金300万円を自己破産した場合
自己破産は、裁判所を通じて借金の返済義務を免除してもらう法的手続きです。収入や資産では返済が不可能な場合の「最終手段」として選ばれます。
自己破産のメリット
- 借金が全額免除される:300万円の借金が帳消しに。返済の重圧から解放される。
- 生活必需品は手元に残る:家財道具や生活に必要な現金(99万円以下)は差し押さえられない。
- 給与の差し押さえが停止:手続き中は債権者からの取り立てもストップする。
裁判所に認められれば、借金300万円の支払い義務はなくなります。
自己破産のデメリット
- 信用情報に影響:自己破産後5〜7年はブラックリストに掲載され、ローンやクレジットカードの利用が難しくなる。
- 財産の処分:20万円以上の価値がある資産(車・貯金・不動産など)は手放す必要がある。
- すべての借入先を手続き:保証人がついているローンも手続きする必要がある。この場合、当人が破産をしたら、保証人に請求が行く。また、個人間の借り入れも同じく手続きに含める必要がある。
任意整理に比べてると、デメリット部分が大きくなります。保証人に借金の事実を知られてしまったり、知人から借りてしまったお金は返せなくなってしまうため、関係にヒビが入るなどのリスクもあります…。

破産手続きでは、特定の人に借金を返してしまうことを「偏頗弁済(へんぱべんさい)」といい、この行為は認められません。
自己破産が向いている人
- 毎月の返済が生活費を圧迫し、生活自体が困難になっている。
- 収入が安定せず、将来的にも返済の見込みが立たない。
任意整理や個人再生は、返済を伴う手続き。自己破産は返済がありませんので、どうしても返せない借金は、自己破産をしてリセットするのも一つの手です。

そんな私も、最初は自己破産で考えていました。任意整理でも無理そうなら、自己破産でリセットすると楽になれるかも。
借金300万円を個人再生した場合
個人再生は、裁判所を通じて借金を大幅に減額し、原則3〜5年で残額を分割返済する手続きです。自己破産と違い、財産を守りながら生活を立て直せるのが特徴です。
個人再生のメリット
- 借金が大幅に減額:300万円の借金は100万円まで減額される。(目安として月2.8万円×3年の返済になる)
- 財産を守れる:自宅や車などの資産を手放さずに済む。
- 利息のカット:減額後は無利息での分割返済が可能。
大きな特徴は、住宅が残せること。住宅ローン支払い中の物件は、「住宅資金特別条項」という制度を使うことにより、マイホームに影響を出さずに手続きができます。

財産を残せることは大きなメリットかもしれません!
個人再生のデメリット
- 信用情報に影響:自己破産同様、5〜7年はブラックリストに登録される。
- 安定した収入が必要:返済計画に基づいて毎月一定額を支払うため、継続的な収入が求められる。
- 清算価値の原則に注意:持っている財産の金額分の借金減額はできません。
財産を残すことはできますが、「清算価値保証の原則」というものがあり、保有財産分の金額は借金が減りません。
例えば借金300万円、車の査定価格が100万円であれば、借金は200万円が残る…というイメージです。
個人再生が向いている人
- 安定した収入があり、減額された借金なら無理なく返済できる。
- 自宅や車など、手放したくない資産がある。
住宅ローン支払い中のマイホームが残せるのが大きなメリットです。任意整理で返せる見込みがないけど、自己破産をしてマイホームを失いたくない…という人のニーズに合致すると思います。

まずは、司法書士や弁護士などの専門家に相談をしてみましょう!
まとめ
借金300万円は決して少額ではありませんが、計画的に取り組めば完済は十分可能です。
- 現状の借金と、毎月の収支を把握する
- 高金利の借金から優先的に返済
- 約定返済額ではなく、毎月多めに返済をする
- 収入を増やす工夫をする
- メンタルを維持しながら完済を目指す
- それでも辛い場合は債務整理(任意整理・自己破産・個人再生)を検討する
焦らず、着実に返済を進めていきましょう!

応援しています!
平日9:00〜20:00、土曜10:00〜16:00
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