なつこです!
事務所にいると、カード会社とのやりとりをチラ聞きすることができます。
私はお勉強のために、事務所にいる時はその電話の内容をモニタリングしております(*´ω`*)
その中でもやっぱりおもしろいのが和解交渉ですねぇ。
和解交渉は電話で行われます。
カード会社によって和解交渉のスタイルはいろいろ。
例えば、消費者金融の超短期利用(1年未満)では将来利息付きじゃないと和解しないと言ってくる。
某社では「この人はシングルマザーで…」といったらそういう事情を考慮してくれて、短期利用でも利息を免除してくれたり。
楽天カードはどんな状態であれ、60回以内に返済を終わらす和解案を出していれば、ものの10秒くらいで話がまとまってしまう(゚Д゚)
それで、ちょうど昨日聞いていて、クセ強いなって思ったのが、ペイディ。
介入前に数件決済されている分は、初回に一括でお支払いをお願いします(7万円)。
こんなことを言ってきた。
ペイディって任意整理すると基本的には12回くらいの分割で話がまとまる。
このケースは確か総額17万円くらいで、13000円×11回、残り端数って感じで和解案を出していたんだけど、
ペイディ的には、介入前の利用は「もともと払う気がなかったのではないか?悪意がある!」なんて感じで見てしまうようです(とんだ邪推だと思う。。)
もとより、ペイディはApple利用分があれば商品の引き上げ求めてきたり、他の信販とは一線を画しているところがあるけどもw
話を戻しますと、この件の「7万円」というのはいわゆる「頭金」になるのだけど、これを簡単に許してしまったら、今後も同じように頭金付き和解を言ってくるかもしれない。
そして何よりも、依頼してきた本人に7万円と言う大金をいきなり負担させるのはかわいそうである。
なので、今回はなんとか粘りに粘って、条件として少し増額した毎月の分割も考慮してもらい、めでたしめでたし。
…任意整理の和解交渉ってこんな感じ。
楽天カードみたいに、10秒くらいでスパッと和解がまとまることもあれば、
数日かけて交渉を重ねて、よりよい和解を模索していくこともある。
今回の記事中にもちょっと触れたんだけど、和解交渉の際には生活状況を考慮してくれるところがあります。
家計収支を伺ってくるところもあるので、できれば任意整理の手続き前に、家計収支を整理しておきましょう。
「これだけ生活費がかかっているから、従前の内容では払えない!」という根拠のある材料にもなるのです。(もちろん、日用品5万円とかそういうブッ飛んだ金額は確実に突っ込まれるからアウトw)
こちらはご相談時に記入してもらう
— 【公式】かながわ総合法務事務所|債務整理実績1万件以上🏆 (@kanagawa_legal) December 15, 2023
家計収支シート☝️
カード会社によっては、和解交渉の際にみなさまの生活状況を考慮していただくことがあります。
「それはなかなか大変ですね…」
「上手にやりくりしていらっしゃるのですね」
といった言葉をいただくことも。
(意外と優しい😌✨) pic.twitter.com/vFAHLZQyLr
見ていると、結構埋めていない人が多く(個人情報書くシートの裏面だから気づいていないかもしれない)、再度伺う形になりますので、なるべく埋めよう!
そんな感じで、またおもしろそうなネタがあったら投下したいと思います。
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