任意整理のメリットとデメリットには何がある?

債務整理
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なつこです!

借金が膨らんで返済が難しくなったとき、解決策の一つとして「任意整理」があります。

しかし、任意整理にはメリットもあればデメリットも存在するのが事実…。

今回は、任意整理の概要と、メリット・デメリットについて詳しく解説します。

なつこ
なつこ

実際にわたしも、過去に任意整理をしました!

かながわ総合法務事務所で任意整理をして、今はそこで働いてるという変わった経歴を持つお姉さん(借金ブロガー)🤗夫婦で任意整理300→0。2024年ブラック消滅。当ブログは8年目。3姉妹のママ。お問い合わせはプロフィールページよりどうぞ。

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そもそも「任意整理」とは?

任意整理とは、弁護士や司法書士が債権者(借入先)と交渉し、借金の返済条件を見直す手続きです。

裁判所を通さずに行うため、比較的柔軟な対応が可能です。

なつこ
なつこ

手続きの事実は、依頼先の事務所とカード会社のみしか知らないので、秘密にしやすいといえます。


任意整理のメリット

任意整理をすると、現状の借金がどのようになるのか?まずはメリットを5つ見ていきましょう。

1. 将来の利息がカットされる

任意整理では、交渉によって将来の利息を免除してもらうことができます。

そのため、支払い総額が減り、完済の目途が立ちやすくなります。

なつこ
なつこ

借金を返済しても、その半分が利息の場合も…。借金200万円を毎月約定通りに返済していると利息だけで50〜60万円くらいかかってしまいます。

利息がなくなるのは、かなり大きいです!

2. 毎月の返済額を減らせる

返済期間を延ばしたり、利息を減額することで、毎月の返済負担を軽減できます。

生活の再建がしやすくなる点は大きなメリットです。

例えば、私が任意整理したアコム。50万円ほど借りていて、毎月の返済額は15,000円でした。

任意整理をすることにより、毎月の返済は9,000円に。

毎月の返済が6,000円低くなり、年間で72,000円の負担がなくなりました。

なつこ
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他にも2社を手続きしたので、支払い負担はかなり軽くなりました。

しかも任意整理費用は1社あたり2〜5万円なので、費用対効果もありましたね。

3. 裁判所を通さず手続きできる

任意整理は、自己破産や個人再生とは異なり、裁判所を介さないため、手続きが比較的スムーズに進みます。

なつこ
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借金についてそこまで大袈裟にしたくない…けど借金の負担を軽くしたい…という場合は任意整理が良いかもしれません。

4. 財産を処分する必要がない

自己破産の場合、持ち家や車などの財産を手放さなければならないケースがありますが、任意整理ではその心配がありません。

手続きをしてしまうと、生活に大きく影響を与えてしまうものには手をつけず、その他の借金にカタをつけるのが任意整理の特徴です。

なつこ
なつこ

「個人再生」という方法でも、住宅ローンや車などの財産を残すことができます。くわしくは別の記事をご覧ください。

5. すでに返済が遅れていても手続きOK

借金やカードの返済に困っている人は、すでに滞納中という人も多いと思います。

返済が遅れてしまっている場合でも、任意整理はOK。

契約後にすぐに相手方に「介入通知」を送り、督促の連絡請求を止めるように手配します。

なつこ
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ちなみに私は、お恥ずかしながら裁判所から通知が来てしまいました…

裁判所から通知が来ている場合でも、任意整理は可能です(訴訟対応となり、別途訴訟対応費用が発生します。かながわ総合なら、5万円〜)

裁判所の通知は期限があり、無視をすると給料や口座の差押えになるため、裁判所から何か届いたら中身を確認して、早めに動きましょう!


任意整理の5つのデメリット

たぶんここが一番気になるところだと思います。

任意整理をすることでどんな悪い影響があるのか解説します。

1. 信用情報に傷がつく(ブラックリスト入り)

任意整理を行うと、信用情報機関に記録され、一定期間(5年〜10年程度)はクレジットカードの新規作成やローンの借り入れが難しくなります。

もちろん、手続きをするカードも利用停止に。

クレカがないと何かと不便ですが、ネットの買い物などはデビットカードをフル活用していきましょう。

あとやっぱり怖いなと思うのが、クレカが使えないことによって、ピンチの時に分割払い・リボ払いが使えなくなることでしょうか…。

なつこ
なつこ

わたしも、任意整理返済中に生活がピンチな時に、分割やリボが使えたらな〜と思いました。。

こういう時は、我が家ではキャリア決済にかなり救われていました。

少額で一括払いのみなので、出費のコントロールがしやすいですし、そこまで使いすぎる心配もないです。

ちなみに、第3子出産のときは、お恥ずかしながら本当に金欠で、、現金+キャリア決済で出産費用を払いました(笑)

2. 元本は減額されない

任意整理では利息の減免は可能ですが、元本自体を減額することは基本的にできません。

そのため、多額の借金がある場合は返済が難しいケースもあります。

なつこ
なつこ

この記事でもすでに出てきましたが、借金額が多い場合は「自己破産」や「個人再生」といった方法がベターな場合もあります。

ちなみに、今から18年以上前に、高い金利でお金を借りていた人は「過払い金」が発生している可能性があり、調査の結果、過払い金が出ていたら、借金が減額できる可能性があります!

3. すべての借金が対象になるわけではない

税金や社会保険料、養育費などの公的な支払いは任意整理の対象外です。

これらの支払いが多い場合は、他の債務整理方法を検討する必要があります。

なつこ
なつこ

もっとも、税金や養育費などは「非免責債権」といって、自己破産をしてもこれらはなくなることがありません…。

4. 交渉がうまくいかない場合もある

任意整理は債権者との交渉が前提となるため、すべての債権者が応じるとは限りません。

特に、貸金業者によっては交渉に応じない場合もあります。

なつこ
なつこ

大手の業者であれば、大抵は任意整理に応じてもらえるけど、ごく一部の街金業者は、任意整理の介入通知を送っただけで訴えるらしい💦

5. 手続き費用がかかる

弁護士や司法書士に依頼する場合、手続き費用が発生します。

そのため、借金の状況によっては経済的な負担が増える可能性もあります。

なつこ
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任意整理は手続きするカードの件数によって費用が上下します!

司法書士会や弁護士会では、目安として「1社あたり5万円まで」を任意整理費用の指針としています。

費用に関しては下記の記事をどうぞ。

任意整理以外の借金の解決方法

任意整理以外にも、借金を解決する方法はいくつかあります。

1. 自己破産

裁判所を通じて借金の返済義務を免除してもらう手続きです。

すべての借金が帳消しになりますが、財産を手放さなければならず、一定の職業に就けなくなるデメリットがあります。

なつこ
なつこ

持ち家を手放す、20万円以上の財産のものは手放すなど…。

99万円以下の現金は手元に残せますし、「自由財産の拡張」というが認められれば、この限りではないもようです。

※自己破産はお住まいを管轄する裁判所に申し立てをするため、近隣の弁護士・司法書士に相談するのがベスト!

2. 個人再生

裁判所を通じて借金の一部を減額し、残りを分割返済する方法です。

持ち家を維持しながら借金を整理できるメリットがありますが、手続きが複雑で時間がかかる点に注意が必要です。

なつこ
なつこ

個人再生は元本が大幅に減額のうえ、原則3年で返済していきます。

そのため、安定収入がある人が個人再生手続きを選択できます。

※個人再生はお住まいを管轄する裁判所に申し立てをするため、近隣の弁護士・司法書士に相談するのがベスト!

3. 借り換え・おまとめローン

金利の低いローンに借り換えたり、複数の借金を一本化することで、返済負担を軽減する方法です。

ただし、新たな借入ができる信用力が必要です。

なつこ
なつこ

長く滞納をしている場合、すでにブラックになっている可能性もあって、おまとめローンは厳しいかも…

まとめ

任意整理のメリットとデメリットを解説しました。

最後に一覧でまとめておきます。

任意整理のメリット

  1. 将来利息がカットされる
  2. 毎月の返済額を減らせる
  3. 裁判所を通さず手続きできる
  4. 財産を処分する必要がない
  5. すでに返済が遅れていても手続きOK

任意整理のデメリット

  1. 信用情報に傷がつく(ブラックリスト入り)
  2. 元本は減額されない
  3. すべての借金が対象になるわけではない
  4. 交渉がうまくいかない場合もある
  5. 手続き費用がかかる

以上です!

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