債務整理をしたいけど、どこの弁護士に頼むのが一番いいんだろう?
そんなことを考えているあなたに、この記事では債務整理をしたいあなたにぴったりの弁護士の選び方を教えちゃいます!
実はどこに依頼するかというのは非常に重要!
債務整理をするかしないか、自己破産か任意整理かとか考えるよりも、まずは良い弁護士選びがポイントです。
ぜひこの記事を参考に、良い弁護士を見つけましょう。
弁護士を選ぶ前に…債務整理についてくわしくなろう!
借金に困っていざ債務整理をしてもらおうと弁護士の方にお願いする前に、少しだけ債務整理について詳しくなっておきたいと思います。
一度冷静になって自身の借金の状況を把握することにより、弁護士にいざ相談をして依頼までしたあと、どのような流れで手続きか進んで行くのかおおまかな流れを知ることができます。
また、残念ながら中にはあまり親身になってくれない弁護士もいます。
さらにはこちらが無知なのをいいことに、「本当にそれ必要??」という費用まで請求してくる弁護士も中にはいるそう。
Twitterで借金問題の情報収集をしたり、関連する本を読んでいたら、マジかよそんな弁護士居るの…と驚いたくらい。
でももちろん、私たちに寄り添ってくれる優しい弁護士の方も多くいらっしゃいます。
悪徳弁護士にうっかり相談しちゃって嫌な思いをしないためにも、まずはこちらも多少なりとも「借金解決について調べてみたんですよ」、という雰囲気で行くことが重要だと思っています。
とはいえこちらがあまりにも「知っているゾ!」みたいな態度だとやんわりと依頼を断られてしまう可能性もあるので、さじ加減は必要ですが。
ということで、弁護士を選ぶまでに、少しだけ債務整理について詳しくなりましょう。
債務整理には5つの方法がある
債務整理といいますが、実はその中身は5つに分かれています。
過払い金請求は、CMでもおなじみ払いすぎた利息を取り戻すこと。
「特定調停」は弁護士を通さず、自身で債権者に連絡をして、裁判所で調停委員と3人で話し合いをする方法となります。
今回は弁護士を必要とする自己破産・個人再生・任意整理の3つについて、どのような手続き方法なのか見ていきましょう。
自己破産
ご存知の方も多くいらっしゃる、自己破産。
こちらはすべての債務をゼロにする借金整理の方法です。
裁判所の手続きを介して、裁判官から免責許可をもらい、はじめてすべての借金がチャラになります。
もちろん、そのためには財産を手放す必要があります。住宅を持っている人は、住宅を。車を持っている人は車を。ただし生活資金として20万円以下の貯金は持っておくことが可能となっています。
一時的に職業制限もありますが、士業や警備員、保険の外交官というものになるので、普通のアルバイトなら問題ありませんし、免責許可が出れば職業制限も解除されます。
個人再生
個人再生は債務額を100万円もしくは5分の1程度までに圧縮し、圧縮後の残債を3年~5年かけて返済していく借金整理の方法です。
個人再生の中でも、住宅ローンの有無で手続き方法や費用が若干変わってきます。
債務額が多い方や、住宅ローン返済中の人が主に選ぶ手続きとなります。自己破産同様に裁判所の手続きを必要とします。
任意整理
一番利用されている債務整理の方法がこちらの任意整理です。
主に弁護士と債権者の間で話し合いをし、将来利息をカットの上で毎月の返済額を決めていきます。個人再生同様、3年~5年で完済できるように調節されます。
任意整理は唯一、裁判所の手続きを介さない方法であり、債権者との和解がスムーズであればあっという間に手続きも完了します。
債務整理のメリット・デメリット
任意整理・個人再生・自己破産の3つもそれぞれメリット・デメリットがあります。それは人によって違ってきます。
別記事でそれぞれのメリット・デメリットをまとめているので、参考にどうぞ。
債務整理をするときに弁護士をどのように選ぶべきか?
ざっくりと債務整理の手続き方法がわかったところで、次に弁護士の選び方について見ていきましょう。
実はこの弁護士選びは非常に重要です。
とくに自己破産や個人再生の場合は、弁護士とのやり取りを何回も必要とする場面があります。
そんなとき、自分と合わない弁護士を選んでしまうと、ただでさえ借金でメンタルやられているのに、相性も良くないってストレス半端ないですからね( ;∀;)
以下の項目を参考に、弁護士を選んでいきましょう!
- 借金問題に強い弁護士を選ぶ
- 自己破産や個人再生になりそうな人は通える弁護士事務所を選ぶ
- 任意整理でいけそうなら司法書士を選ぶ
借金問題に強い弁護士を選ぶ
弁護士にも得意分野・不得意分野があるそうで、ここは借金問題に強い弁護士を選びたいところ。
例えば家の近くの弁護士事務所がいいからと、あまり借金問題には精通していない弁護士を選ぶと、交渉がうまくいかなかったり、手続きが遅かったりという不備が起きる場合もあります。
とくに手続きが遅い場合。
私の経験では依頼した当日には督促の電話が止まったのですが、遅い場合は何日も督促の電話を我慢する必要があり、これは精神的に病みます。。
借金問題に強い弁護士というのは債務整理の経験も多く、債権者から訴えられた場合にも確実にスピーディに対応出来ますし、安心です。
見分け方は難しいですが、ネットでも地域の広告でも、債務整理を目立たせるように書いている場合は強いと見ていいかもしれません。あとは有名なところを選ぶのも一つの手です。
自己破産や個人再生になりそうな人は通える事務所を選ぶ
基本的には債務整理をする際は面談が必要となります。任意整理の場合は1度で済む場合もありますが、自己破産や個人再生は何回か足を運ぶ必要があるため、負担にならないためにも無理なく行ける範囲内の事務所を選ぶと良いでしょう。
とはいえ、出張を行っている弁護士もいます。費用は別だったり、着手金に含まれていたりと事務所によってまちまちなので、アクションをかける際には事前にチェックしておくといいかもしれません。
また多くの弁護士事務所で借金問題の無料相談を設けていることがありますので、そちらで問い合わせをしてみてもいいですね。
ちなみになつこの旦那は依頼の時に1度お会いしただけ。そのあとは和解時に示談書が3社まとめて送られてきたのが最後です。やりとり2回w
任意整理でいけそうなら司法書士を選ぶ
もし「自分は任意整理になりそうかも?」と思ったら、司法書士を選ぶのがおすすめです。
なぜなら司法書士は債務整理費用が弁護士に比べて安いのです。
着手金を設定していない事務所も多く、明朗会計であることが多いです。
ただし、1社140万円以上の債権が対応出来なかったり、自己破産や個人再生などの裁判所を介する手続きに関しては書類作成のみの関与だったりと、制約があります。
とはいえ弁護士事務所を連携をとっている司法書士事務所もありますので、まずは一度聞いてみても良いかと思います。
債務整理をするときこんな弁護士には要注意
依頼する前の無料相談の段階で、以下の項目が見られる弁護士事務所はなるべく避けた方がいいかもしれません。
- 営業トークがしつこい
- こちらからの質問を濁す。歯切れの悪い回答をしてくる
- 費用を明確に提示しない
営業トークは弁護士事務所でも意外とみられることで、債務整理のケースでは強引に手続きを迫ってきたり、というものがあります。
無料相談の時点では、まだ他の事務所に相談する権限はこちらにあります。
依頼をするまでは誰がどこに無料相談をしようと自由です。
また過去に懲戒処分を受けている事務所にも注意しましょう。
懲戒処分を受けたかどうかは「弁護士懲戒処分検索センター」などで検索できます。
必ずしも懲戒処分を受けた弁護士が悪いとも言い切れないみたいですが、気になる方は一度検索をかけてもいいかもしれませんね。
任意整理費用は別記事も参考にどうぞ!
債務整理は弁護士を選ぶ前に、まずは自身の状況把握から!
ということで、債務整理をしようと決めて弁護士を探す前にまずは状況把握をしよう!ということでしたね。
そして、自己破産や個人再生なら通える範囲の事務所がベターで、任意整理なら司法書士を選ぶと費用面でおトク。という結論になりました。
必ずしもこの限りではないですが、最近で債務整理ができる弁護士の広告が多く打ち出されていて、どこにしようか迷われている方も多いと思います。
なので今回こちらの記事で挙げた項目を参考に、納得のいく弁護士もしくは司法書士を選ぶようにしてくださいね!
あなたの借金がスムーズに解決しますように。
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