任意整理費用を比較!いくらで分割していたかなど、3人の事例を公開します

債務整理
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なつこです!

実家の父の確定申告をするのに必要な書類を受け取ったら、間に債務整理の費用が書かれている明細がでてきました。

なのでお父さんに「これ、ブログに書いてもいいかな?」と聞いてみたところ許可をくれました!

ということで今回は「任意整理の費用」です。

任意整理をした3人の事例をもとに、実際の任意整理費用を比較したいと思います。

これから任意整理をしたいと考えている人は参考になると思いますのでぜひ見ていってくださいね。

任意整理のメリット・デメリットについて知りたい人は以下の記事をどうぞ↓

債務整理のメリット・デメリットを完済したブラック主婦が解説【やはりデメリット多い?】
なつこです。このブログをはじめてから、まだ一度も債務整理のメリット・デメリットについて書いていませんでした。すでに任意整理を完済していますが、完済人ならではの視点から債務整理のメリット・デメリットをまとめてみたいと思います。経験者から債務整...
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任意整理は費用が安く、リスクも低い

自己破産・個人再生・任意整理・特定調停・過払い金請求この5つを総称して、一般では「債務整理」と呼んでいます。

実際では過払い金請求は含まれない場合もあります。

なぜかというと過払い金請求は完済後でも行えるためです。

借金を直接整理する方法じゃないので、債務整理の呼称から除外されることがあります。

ただし弁護士のホームページでは必ず「債務整理」のカテゴリに記載されていますね。

大まかには自己破産・個人再生・任意整理の3つが債務整理となり、この3つの中で任意整理は一番ペナルティが少ない整理方法となります。

  • ブラックリスト入りが(完済後)最大5年
  • 将来利息カット
  • 元金だけを3~5年の長期分割

これが任意整理のメリットです。

自己破産は元金がゼロになる代わりに、官報に住所氏名が記載されたり、マイホームや所有の車などの財産になるものも手放す必要があります。

個人再生は借金残高も大幅に減らすことができ、マイホームも残せます。ただこちらも官報に掲載されるデメリットがあります。

自己破産・個人再生ともに、ブラックリスト入りは完済後7年~10年が目安となります。

任意整理費用は必ず比較しよう

任意整理を依頼する時に、絶対避けて通れないのが依頼先の事務所を決めることです。

電車のホームの広告で目が入った弁護士および司法書士事務所にサクッと依頼してしまうのが悪いとは思いません(債務整理は思い切りも重要ですので)。

でも後悔しないためにも、しっかり比較検討を行いたいところ。

その理由は、任意整理の費用は事務所によってかなり差が出てくるからです。

これからなつこを含め、身の回りで任意整理をした人たちの費用事例を紹介しますが、一つずつ見ていくと、任意整理に必要な金額が事務所によって違ってくることがわかります。

なつこもこれを書きながら、こんなに違うものなのかwとびっくりしました。

任意整理費用の実例①3社で114,480円

報酬61,560円
和解報酬32,400円
事務手数料(3ヶ月分)9,720円
実費代10,800円
合計114,480円

まずはなつこが依頼したところです。合計1,500,777円を任意整理しました。

実費代など、なんやかんやで任意整理費用は10万円ほどかかりました。

もともと債務整理依頼時は妊娠中だったため、自己破産で手続きを進めていました。

自己破産の費用は26.8万円。その積立で10万円程たまったときに任意整理に切り替えました。

分割の積立期間や、手続きにかかった期間については以下の記事でまとめています。

任意整理にかかった期間。手続き~完済、ブラックリストの期間まで全部
なつこです。2014年3月に任意整理を依頼して、2019年7月に完済しました。今回は手続きから完済までを振り返ってみて、任意整理にどれくらい期間を要したのか、振り返ってみたいと思います。任意整理にかかった期間を時系列でイッキ見!ではさっそく...

任意整理費用の実例②3社で64,800円

基本料金(任意整理)21,600円/1社
合計(税込)64,800円

旦那が依頼した司法書士事務所です。エポス656,229円、アコム450,947円、ニコス458,941円  の合計1,566,117円を任意整理しました。

任意整理費用はわかりやすく、1社21,600円という料金体系でした。

こちらの事務所は、面談は依頼時の1回のみ。

しかも土日や夜遅くまで対応してもらえたので、当時平日は仕事で帰りが遅かった旦那でも問題なく任意整理を行うことができました。

土日や平日夜に対応していない事務所を選んでしまうと、先生からの着信に対応できなかった場合辞任されてしまうケースとかもあるそう。

任意整理を依頼するときは費用面も気にしたいところですが、こちらが問題なく対応できる時間帯に動いてくれる弁護士・司法書士を探すのも決め手の一つです。

任意整理費用の実例③2社で334,619円

着手金105,000円
報酬金42,000円
実費31,500円
減額報酬156,119円
合計(税込)334,619円

最後はなつこ父の事例です。任意整理の案件に強いと言われている某弁護士事務所で任意整理をしました。

和解金額はオリックスクレジット(149万円)、アイフルが(45万円)。

アイフルに関してはグレーゾーン金利だったらしく、1,934,878円の借入が456,000円にまで減りました。

父

過い払金があって、140万円戻ってきました。

ということで過払い金の減額報酬などがかかっています。

こちらの弁護士事務所、なつこたち夫婦が依頼したところとは違って、○社×いくらという任意整理費用ではないのかな?って思って依頼先の事務所のホームページをのぞいてみたら、

  • 着手金→2社までは1社54,000、3社目以降は1社21,600円
  • 報酬→21,600円×社数
  • 過払金→減額させた金額の10%

という任意整理費用の取り方をされているようでした。

実費っつーのが明細ではわからず、父も依頼したのは10年前のため具体的なことは覚えておりませんでした。

任意整理費用は司法書士の方が安い

上記の3つの事例以外にも、いろんな人の任意整理費用を見比べてみたのですが、総じて言えることは「弁護士に頼むよりも司法書士に頼んだ方が任意整理費用が安く済む」ということです。

弁護士と司法書士の違いですが、弁護士はほとんどの債務整理を行うことができます。

対して司法書士だと1社140万円以上の債権は対応できなかったり、自己破産や個人再生も書類作成のみで、手続きのすべては対応できないらしいのです。

でもここは差があると思います。なつこが依頼した司法書士はやってくれそうな感じでしたけど…

司法書士でも借金案件に強いところなら、やってくれるのではないかな?

こうした縛りがあるため、司法書士の方が相場よりも任意整理費用が安くなっているのではないかと思います。

任意整理費用が払えない場合は法テラスに相談

最低でも数万円かかる任意整理。

一番コストのかからない任意整理ですら数万円かかるので、自己破産や個人再生はもっとかかります。

自己破産や個人再生は30万円以上~が相場となっています。

もしどうしても任意整理費用が捻出できない場合は、法テラスが任意整理費用の貸付を行っています。

ただし収入額が一定基準以下であることが必要です。

費用を立て替えてもらいたい|法テラス

普通に収入のある人(夫婦の場合ならどちらかが正社員で働いているなど、安定した収入がある)は任意整理費用の立て替えどころか、相談すら無料じゃないこともあります。

民間の弁護士・司法書士事務所は借金案件なら無料で相談を請け負ってくれるところが今かなり増えてきています。

そのため、わざわざ時間をかけて、法テラスに行かなくてもよいと思います。

それに、法テラスは相談の番を待つまでの時間も長いと聞きます。その間に督促の電話が鳴りっぱなしなのもイヤですよね。

弁護士・司法書士に直接依頼すればピタッと督促電話は止みますよ!

また、法テラスだと法テラスに登録されている弁護士事務所のみと決まってしまいます。

それなら任意整理費用や対応時間など、自分にマッチした事務所を探した方がいいのではなないかと思います。。

任意整理費用と合わせて確認しておきたいこと

ついでなので、任意整理を依頼する事務所を決める時に、任意整理費用以外に大事な部分もいくつかピックアップしておきます。

  1. 自分が連絡とれる時間に動いてもらえるか?
  2. 事務所は通える範囲か?もし通えない場合は来てもらえるのか?
  3. 和解後の振込は代行か?自分で振込か?

自分が連絡とれる時間に動いてもらえるか

今は24時間対応OKの借金減額シミュレーターや、チャット相談が増えてきたので、土日祝や平日夜に対応していない事務所は減ってきています。

ただ地方の弁護士・司法書士事務所を調べてみると、まだサラリーマンと同じ営業時間の事務所もありますね……そうなると、いつどのタイミングで依頼したらいいかわかりません。しっかり事務所の対応時間はチェックしておきましょう。

じゃないと、運良く依頼ができても、その後なにか起きた場合、連絡が取りづらくなってしまいます。

さっきも言いましたが、連絡が取れないのが原因で依頼を辞任されてしまったってケースもあるくらいです。

勤務中に電話に出れない人はとくに、弁護士・司法書士の事務所の営業時間などはきっちり見ておきましょう。

遠方の事務所に行かれない場合、こちらまで来てもらえるか?

借金相談全国対応OK!といっても、面談が必要なケースがあります。

今回紹介した3つの事例では、全て事務所で面談をしました。

なので基本的には家から通える範囲の事務所を選択するのが望ましいと言えます。

とはいえ任意整理は基本1回、多くても2〜3回程度しか面談がないので、その分の交通費とかも鑑みて許容できる範囲の事務所を選びましょう。

例えば北海道に住んでいて東京の弁護士事務所に相談する場合、自分が東京に行くか、それとも弁護士が北海道に行くか、どちらかになりますが、どちらの場合でも交通費は依頼者負担であることが多いでしょう。(交通費負担してもらえる出張対応OKの弁護士もありますので探してみてくださいね)

和解後の振り込みはどう対応するか?

無事、任意整理の手続きが終わり、債権者に返済してく場合(任意整理や個人再生ですね)、実は返済方法が2種類あります。

  • 自分で各債権者の振込口座に送金する
  • 弁護士・司法書士事務所に代行してもらう

弁護士・司法書士事務所に代行してもらう場合、もちろん手数料がかかります。(1件数百円)

インターネットバンキングが利用できる場合は絶対そっちの方が割安なので、自分で振り込むのをおすすめします。数百円も、4〜5年返済していれば万単位の金額になってしまいますからね。

インターネットでの振込に抵抗のある人は、弁護士・司法書士におまかせした方がいいでしょう。(ただし返済代行をやっていないところもあるので注意です。)

なつこと同じ年代の人は返済代行なんて頼まなくても、自分でネットで振り込んだ方が手っ取り早いです。

もう少し上の年代の人だと、インターネットバンキングが理解できなかったりすることもあるので、返済代行ができるところがいいでしょう。

父

俺は弁護士の先生に返済をお願いしたよ

返済代行を頼むと、何件あってもまとまった金額を一箇所に送金するだけなので、忙しい人にもいいのかもしれませんね。

なつこはケチぃので、絶対自分で返済します。

ここだけの話、エポス、アコム、ニコスは三菱UFJ銀行での振込です。

任意整理費用はあらかじめホームページなどで比較しておこう!

債務整理行う人は増えてきていて、以前と比べるとだいぶ弁護士に依頼する敷居も下がってきたのではないかと思います。

いろんな弁護士・司法書士が任意整理を行っているということは、それだけ料金体系もさまざまですし、任意整理費用の内訳も変わってきます。

料金体系が明確な弁護士・司法書士をしっかりと検討して、納得のいく借金解決をしたいですね!

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