なつこです!
借金を家族に内緒にしている人は多いですよね。
とくに、「配偶者にバレたら離婚だから絶対にカミングアウトできない…」と、毎日をソワソワした気持ちで過ごしている方も多いのでは。
そうはいっても、かさんでしまった借金をそのまま自力返済していくほうがリスクがあるかもしれません。
払えているならまだしも、滞納するようになって督促状が届いてしまったら…一緒に過ごしている時に着信があったら…なかなか普通の精神状態ではいられません。
借金の負担を軽くする手続きである「債務整理」には、3つの方法があります。
- 自己破産(借金をゼロにする)
- 個人再生(借金を5分の1程度までに減らす)
- 任意整理(将来利息をカットし元金を平均5年払う)
このうち、「自己破産」と「個人再生」は裁判所の手続きのため、完全にバレないかといったら、その確率はゼロではありません。(官報に掲載されたり、世帯状況を見るため協力を得る必要がある)
「任意整理」は裁判所を通さない手続きであり、手続きをすることは本人、相手方(カード会社)、代理人(弁護士や司法書士)しか知りません。
家族の許可なども不要です。
…まあ、そうはいっても、手続きから完済まで本当にバレないかどうかというのは心配ですよね。
ということで、手続きから完済まで家族にバレずに過ごせるかどうかのポイントをまとめたいと思います。
家族に内緒で任意整理をする人ってどれくらいいるの?
家族に内緒で手続きをする人は、90%ほど。
https://ameblo.jp/kanagawa-legaloffice/entry-12806187412.html(弊所ボスのブログ)
ほとんどの人が秘密にされています。
残る10%は、家族で話し合った結果、債務整理に踏み切ったり…といったケースのオープンスタンスが多めです。
わたしたち夫婦も、お互い借金があったから同時期に任意整理をしました。(もちろんお互いオープン)
ちなみに私の場合は、裁判所から支払督促が届いて、焦って任意整理へ。
旦那は、私に促されて任意整理をしたパターン。最初はちょっと逃げ腰だったけど、確実に返済額が減るし、わたしが率先して相談しにいったオラオラ系のパターン。
「借金は夫婦でオープンにしたほうがいい」というのが私の持論なのですが、
事務所で見ていると、非常に多くの人が家族(とくに配偶者)に内緒にしているパターンが多いので、やっぱりなかなか言い出せないという気持ちはなんとなく察しました。
私自身も、最初は言えなかったからね…
ということで、今回の記事は家族バレに内緒で任意整理を進めていこう!という内容なので、次で「任意整理の流れ」、そのあとに「家族バレしないための対策法」を伝えていきます。
任意整理の流れ
まず、任意整理はどのようにして行われるか、一連の流れをまとめました。
- 無料相談・診断(想定返済額の算出、費用の見積もり、メリットデメリットの説明など)
- 契約
- 相手先カード会社へ受任通知を送付(氏名・生年月日・住所を記載して本人特定をしてもらう)
- 債権調査(★各社から実際のカード利用残高の履歴などが送られてくる)
- 中間報告(手続き全社の金額や改めて和解想定額をお伝え)
- 各社と和解交渉
- 全社和解→書類の発送
- 各社へ返済開始
おおまかな流れはこんな感じです。
先述したように、任意整理は他人にバレにくい手続きです。
しかし、この一連の流れの中で、ふとした瞬間に怪しまれてしまうこともなくはないのです。。
次で、任意整理がバレるかもしれない状況をまとめますので、対策を考えていきましょう。
任意整理が家族にバレるかもしれない状況って?
上記の流れの中で、考えられる家族バレは下記です。
- 書類の郵送
- 電話でのやりとり
- 各社への返済開始後の滞納
書類の郵送
和解が完了して、直接事務所に関係書類を取りにいくのではなく、郵送を希望される場合、この郵送物でバレてしまう可能性はあります。
かながわ総合では、差出人をスタッフ個人名(男性・女性どちらか)にすることにより、怪しさが防げます。
いきなり法律事務所から手紙が来たら、家族は何事かと思うかもしれませんんからね。
電話でのやりとり
「家で事務所と電話でやりとりをしていたら、途中で家族が帰ってきるのに気づかず、話の内容を聞かれてしまった…」
こんなパターンも考えられます。
通常のやりとりは電話のほか、メールやLINEなどの連絡方法に対応している事務所も増えてきています。
そうしたところで事務所選びをするのも一つの方法です。
かながわ総合ではメールもLINEも対応しております。突然の連絡をすることもないですし、事前に連絡方法を指定できるので安心◎
各社への返済開始後の滞納
任意整理の手続きが終了(和解)すると、カード会社への返済がはじまります。
滞納があれば、普通の支払いと同じようにカード会社から督促がやってきます。この時の電話や書面での連絡で家族にバレるケースも考えられます。
事務所によっては「返済代行」をしているところもありますが、この場合は万が一滞納があった場合、督促の連絡は事務所宛に届きます。
返済代行は1社あたり月1000円前後かかるのが一般的なので、手続きする会社が多ければ手数料がかなりかさみますが、督促連絡を避け、徹底的に家族バレを避けたいという人にとっては良いかもしれません。
ちなみに、かながわ総合では、「返済代行」をするか「自分で返済するか」は選択制となっています。
正直滞納する方は結構多いイメージです。
ただ、きちんとした理由があって、事前に「〇〇日までに払えます」と伝えてくれれば、それをそっくりそのままカード会社に伝えるので、自分でカード会社に直接連絡するよりも気が楽かもしれませんね。
あと、返済代行のプランではプール金も作るので、1ヶ月遅れであればそこから返済に充てることができます。
まとめ
任意整理が家族にバレる状況とその対策方法は以下の通りです。
- 書類の郵送→個人名で送ってもらう
- 電話でのやりとり→メールやLINEでの連絡に切り替えてもらう
- 各社への返済開始後の滞納→自分で返済する場合は送れないのが大前提。完済まで事務所が代理人に入ってもらうのも一考。
こんな感じでございます。
こちらの記事もご参考にどうぞ٩( ‘ω’ )و
コメント