なつこです!
借金100万円があるという事実に頭を悩まされているそこのアナタ。
借金100万円は状況次第ではありますが、自力完済も十分に射程圏内です。しかし、人によっては債務整理をした方がいい場合もあります。
借金100万円を完済する戦略のヒントをまとめました!

目指せ、借金のない生活!!
借金100万円はどのような状態か?
「借金100万円」と聞くと、いよいよ大台に乗ってきたな…と思う人もいるかもしれません。
そもそも「借金」とは、以下のようなものを指します。
- カードローン(消費者金融や銀行・信用金庫からの借入)
- クレジットカード(ショッピング・キャッシング)
- スマホの分割払い
- 後払い(キャリア決済や、アプリ系の後払いなど)
- 住宅ローン
- 車ローン
- 奨学金
ただし、住宅ローン、車ローン、奨学金は金利が低いですし、ある種の必要経費的な意味合いもあるので、これらは外して考えた方が良いかもしれません。

どれも金利は低めだからね!
一般的には、クレカ、カードローン、後払いなどが「借金」とみなされています。
ちなみに私の借金は、任意整理をした時点で200万円近くありました。
- エポスカード(114万円)
- プロミス(30万円)
- じぶん銀行(50万円)
最近はキャリア決済やスマホ本体を分割したり、メルペイやペイディといったアプリ系の後払いもあるので、そういったもの合わせて借金額に含める傾向があります。
毎月の収支で借金100万円は返済できるか?
借金100万円の完済を目指していくには、毎月の収支がどのようになっているか?を把握することがかなり重要です。
ひとくちに「借金100万円」といっても、その人が年収1000万円なのか、年収150万円なのかでは全く意味合いが変わってきます。

ちなみに、借金額が年収の3分の1を超えると、通常の返済では難しいと言われています。
年収300万円の人であれば、ギリ借金100万円は返済していけるレベル。
でも年収200万円だと、借金100万円は…結構キツいと思います。
家族がいるか、あるいは独身者か。1人暮らしか実家暮らしか、など…状況によっても変わります。
それぞれいろんな状況だとは思いますが、借金100万円の完済をめざしていくのにまず必要なことは、
毎月の収支を把握する
まずはこれです。
日頃の収支を把握しましょう。
毎月の収支が不安定な方(パートの主婦やフリーランス、自営業など)は、収入が一番低い月で見ていくと、将来的に家計が崩壊することを防ぎます。
【収入ー支出(固定費+変動費)=余った金額】
↑まずはこの計算をしてみてください。
ここでは借金の返済額は、いったん度外視しておきましょ。
固定費+変動費=あまった分が、毎月の返済可能額です💰
— 【公式】かながわ総合法務事務所|債務整理実績1万件以上🏆 (@kanagawa_legal) January 30, 2025
例)
手取り収入 200,000円
固定費 100,000円
(家賃・光熱費・電話代・保険料など)
変動費 50,000円
(食費・日用品など)
=50,000円があまるので、返済可能額は50,000円。…
収入から日頃の支出を引いて余った金額が、毎月の約定返済額を下回っていたら、家計の改善が必要です。
収入から日頃の支出を引いて余った金額が、毎月の約定返済額を含めてもなお、収支が黒字であれば、毎月の返済額をアップしていけば、完済も見えてきます。

次で、「自力返済」と「任意整理」での返済について解説します!
借金100万円の自力返済は何年かかる?
借金100万円を借りた時に、どれくらいの年数になるのか…
アコムの返済シミュレーションをお借りして、試算してみましょう。

借金100万円を超えている場合、利息制限法により、利息は15%となります。
ただ、実際は「何社からも借りていて、その総額が100万円。それぞれの利息は18%である」という人も多いとは思います。
ここでは、あくまでもシミュレーションなので、15%で試算してみます。
すると、借金100万円を完済するのに、
- 返済期間は44年
- 利息は301,674円
という結果になりました↓

(毎月の返済額が3万円の場合のシミュレーションです。)
ただし、これは、今後一切借入をせず、ストレートに返済した場合の結果。
この間に、再度借入をした場合は、さらに利息UP、返済期間も延長…という形になります。
ちなみに。
- 毎月の返済額が4万円→返済回数31回(2年7ヶ月)利息は206,514円
- 毎月の返済額が5万円→返済回数24回(2年0ヶ月)利息は157,936円
- 毎月の返済額が6万円→返済回数19回(1年7ヶ月)利息は128,396円
- 毎月の返済額が7万円→返済回数16回(1年4ヶ月)利息は108,592円
このようになります。
がんばって毎月の返済額を大きくするほど、払う利息額は少なくなります(理由としては早く完済できるため)。
繰り返しになりますが、まずは、毎月の収支からいくら返済に充てられるか?を算出してから、無理のない返済計画を立ててみましょう。

消費者金融は、貸金業法の決まりで「返済シミュレーション」をホームページに設置する決まりがあるので、一度確認をしてみましょう💡
日本貸金業協会のシミュレーターも便利です→https://www.j-fsa.or.jp/personal/borrowing/diagnosis/loanlife/
借金100万円を任意整理するとどうなる?
では次に任意整理をした場合。
任意整理は基本的には将来利息がカットとなるため、自力返済と比べると、利息分はややお得になります。
ちなみに、任意整理は、カード会社の利用期間によって、分割回数は変わってきます。
例えば、アコムから100万円を借りていた場合。
利用期間が5年であれば、4年(48回)程度の分割が可能です(※2025年2月現在の内容)。
- アコム100万円→毎月21,000円×47回+端数13,000円=合計48回
毎月21,000円を払えば、48回(4年)で完済が可能です(利息はかかりません。)
任意整理は返済額を上げることも可能です。
- 和解額の1.5ヶ月分(31,500円)を毎月返済→32回(2年8ヶ月)で完済
- 和解額の2ヶ月分(42,000円)を毎月返済→24回(2年)で完済
- 和解額の2.5ヶ月分(52,500円)を毎月返済→20回(1年8ヶ月)で完済
自力返済であれば2年ちょうどで完済するのに毎月50,000円を返済する必要がありますが、任意整理であれば42,000円でOKです。8,000円の差ですね。
毎月8,000円の差は、2年で192,000円も変わります。

利息カットの効果はめちゃめちゃ大きいですね。
今回の例は、任意整理をして、繰上げ返済をする想定でシミュレーションをしてみましたが、、
借金100万円の和解最低額はアコムなら48回。毎月21,000円です。
他の業者なら60回、一部ではそれ以上の回数での和解も可能です。
任意整理は利息もかからないですし、何よりも毎月の返済額が現状よりも減るのが大きなメリットですね( ˘ω˘ )

再掲しますが、この表の一番下、右から2番目の「301,674円」。これが利息なのですが、任意整理ではこれがまるっとなくなるようなイメージとなります。

もちろん、任意整理をすれば費用がかかりますが、弊所であれば費用を払っても利息カット分は得するイメージとなります。
その他の債務整理(自己破産・個人再生)はどうなの…?
まず「個人再生」ですが、これは元金を80〜90%圧縮して、3年程度で返済していく方法。
ですが、個人再生は最低でも100万円は債務が残ってしまうため、そもそも借金100万円の人が個人再生をしてもほとんど意味がありません…。
次に自己破産ですが、人によっては破産がいい状態の人もいます。
- 生活保護を受けるような状況の人
- めぼしい財産がない人
- 事情により働けず、収入がほとんどない人
こういった人は、法テラス経由で自己破産をするのも一つの方法です。お住まいの地域の法テラスに問い合わせてみましょう。

破産や個人再生は裁判所に申し立てなので、地場の裁判所の運用にくわしい、地域の弁護士先生や法テラスに相談するのがおすすめ。
借金100万円をすでに滞納している場合は?
借金100万円の人の中には、すでに滞納している人もいると思います。
滞納すると、返済してもなかなか元金が減らない負のループに突入してしまいます。
ここでも例を挙げてみましょう。
- アコムから50万円を借りて、現在の残高は453,276円
- 毎月の約定返済額は15,000円。
- 利息年率18%、遅延損害金は年率20%
毎月の返済が遅れると、通常の利息にプラスして、「遅延損害金」も取られるようになります。

上記内容で、毎月15000円を返済するシミュレーションの返済計画表が以下です。

50万円を借りて、毎月きちんと返していると、返済回数6回目で残高453,276円です。
次の7回目では、15,000円を返済すると、
- 元金 8,201円
- 利息 6,799円
こうした内訳で振り分けられます。
しかし、この7回目で、約定返済日の翌日から30日の延滞が発生したとします。
遅延損害金は返済する金額に対して年率20%なので、1日遅れるごとに、遅延損害金が加算されます。
遅延損害金の計算方法
借入残高×遅延損害金利率÷365日×延滞日数=遅延損害金
これを式に当てはめると…
453,276×0.20×30÷365=7451円が、遅延損害金の金額です。
15,000円を払い、延滞を解消すると、以下のように振り分けられます。
- 元金 790円
- 利息 6,759円
- 遅延損害金 7,451円
15,000円を払ったのに、790円しか借金の元本は減っていないということになります。
いやーマジできついですね…。
延滞をしてしまったら、その遅延損害金の分も合わせて、約定返済額よりも多めに返済する勢いでないと、借金はまったく減っていきません…。

今回の計算には若干の誤差はあるかもしれませんが、滞納したら翌日から遅延損害金がプラスされることで、借金が減りにくくなる…ということが伝わればなと思います。。
まとめ
借金100万円を完済するのにすべきことは…
- 毎月の収支を把握&管理して、返済可能額を割り出す
- 家計が黒字であれば、なるべく毎月多めに返済する
- 家計が赤字であれば、収入を増やす、支出を削る、債務整理を検討するなどが考えられる
- 滞納をすると借金は減りにくくなる!返済が遅れがちな人は早めに債務整理!
こんな感じです(*´-`)
ちなみに私は、昔エポスカードを2年滞納したので、元金74万円に対して、40%ちかい遅延損害金がプラスされ、114万円の請求が来ました…。
もうこうなると絶望しかないですし、延滞しまくって訴えられたので債務整理を決意しました。
もうひとつ余談ですが、借金には時効があり、5年の間に支払ったり訴えられたりしなければ、時効援用で借金は消えます。
遅延損害金が20%だと、5年で100%。
つまり、単純計算で借りている額の2倍の請求が来ます。

請求書みるのも怖いレベルw30万円借りていたら5年で60万円の請求💦
5年くらい払っていないな〜という人は、時効援用手続きを早めにどうぞ。
以上です。
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