なつこです!
2023年11月19日(日)に、貸金業務取扱主任者という資格試験を受けてきました!
会場は、JR淵野辺駅から徒歩ちょっとのところにある、青山学院大学。
合格発表は2024年1月9日。
その年によって合格ラインが変わるらしく、去年は28問で合格点。大体いつも30点前後が合格ラインらしい。
TACの解答速報をみたところ、私は29問正解。
なんとも微妙なところですが、雑感など、これまでのことを振り返ってみたいと思います。
貸金業務取扱主任者とは?
貸金業では50人に1人、この資格者を置く必要があります。
貸金業はみなさんご存知、アコムやプロミスなどの消費者金融や、クレジットカード会社が該当します。
それだけではなく、保証会社や個人で貸付けをおこなっている場合も「貸金業」に該当します。
ちなみに貸金業を営む要件のひとつが、「純資産5000万円以上」。
貸金業務取扱主任者の資格取れば「私も個人間融資で貸付ができるようになって、今度は利息取れる側になれるじゃん😍」って思ったんだけど、要件として「純資産額5,000万円以上」が必須だったw pic.twitter.com/jKMeBdKkaf
— なつこ🧚♂️ブラック主婦/勉強中 (@ntk55hensai) August 16, 2023
まあ、個人で貸金業営むには結構気が遠くなりそうな形w
とはいえ、この試験、借金と10年以上向き合った私にとっては非常に興味深い分野。
あとはもし今の事務所をクビになったとしても、この資格持っていれば金融機関で働けるよな〜という。
そこに関してはクビにならないようにがんばるとして。
そんな思いで、受けてまいりました。
貸金業務取扱主任者の内容
試験はおおまかに以下の4つの分野に分かれております。
- 貸金業法・関連法令
- 民法
- その他法令(民事訴訟法、民事執行法、破産法、民事再生法、手形・小切手法)
- 財務会計
どれもはじめて勉強する内容でした。
おはよう☀️
— なつこ🧚♂️ブラック主婦/勉強中 (@ntk55hensai) September 18, 2023
11月の貸金業務取扱主任者の資格試験にに向けて勉強はじめました🙏
あのさ、法律用語って難解ね!
「抵当不動産の果実に及ぶ」って、果実?え、フルーツ?って思ったら割とマジでそうでした🧐 pic.twitter.com/gQjp3jXEN2
貸金業法
貸金業を営むにあたり、必要な事項、例えば届出の期間だとか、経営管理、契約時の書類など。
信用情報や利息制限法・出資法についてもこのジャンルです。
広告の規制などもあった。
広告に関しては、ギャンブル関連の雑誌やホームページなどには広告の記載を一切してはいけないそう。
あとは、比較する内容の広告もダメなんだって。
このジャンルは正直、暗記系ですね。
例外契約や除外契約など、うっすら知っているけど、改めてこの分野で勉強してみると、難しいなって思うことが多々ありました。
例外契約や除外契約、いずれも総量規制を超えて貸付ができるもの。
このブログを読んでくださっている方は借金リテラシーが高い方達なので、なんとなく想像できると思いますが、そうですね、車のローンや住宅ローンは総量規制関係ない貸付ですよね。そういった内容のこと。
まあ、この分野を勉強したからといって、ブラック民がすぐに役立つってことはあんまりないと思うのですが、教養として知っていておもしろいなってくらいですかね。
今後、ローンを組んだりお金を借りる必要が生じるときに、知ってるってだけで武器にはなりそう。
民法
法律の「ほ」の字もよくわかっていませんが、民法という法律からも出題されます。
細かくいうと、、、
- 意思表示
- 代理・委任・請負
- 条件・期限・期間
- 消滅時効
- 担保物権
- 債務不履行
- 債権譲渡・債務引受
- 契約総論
- 消費貸借契約
- 不法行為・不当利得
- 相続
この中で、「相続」についてはFP3級、2級で勉強したので、割となじみはありました。
あとは借金らしいものといえば「消滅時効」ですかね。
「不当利得」というのは、実は過払い金がこれに当てはまります。(不当利得返還請求)
民法はとにかく複雑というか、言い回しが難解で最初は苦労しました。
というか民法に関しては貸金のテキストだけだとなかなか理解しづらい💦
そこで役に立ったのが、司法書士試験でおなじみと言われている、オートマシステム。
これすごくわかりやすく解説されているから、法律の「ほ」の字もよく知らない私でも、読んで理解が深まりました。
おかげさまで、民法は割と点が取れた٩( ᐛ )و
どう難しいかは、実際の試験内容を見てもらえればわかるはず。。
こうして図解にしないと複雑で難しいのです💧(もはやこの図解もあっているかは不明。一応TACではこの問題は正解ではある)
貸金業のこの試験って、文章を読むのに時間がかかるのよね。何度も同じ単語が繰り返されていたりして、地味にストレスを感じる部分←
それが法律の独特なアレなんだろうけど。(いや、しらんけどw)
たぶんなんだけど、実務で何回も経験しているとすぐパッと理解ができるんだと思う。
そんな感じ。今後貸金業の試験を受ける人で、民法の勉強を初めてやる人は、それ専用のテキストを用意するのをおすすめします。
私はオートマをおすすめするよ。民法Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、余裕があれば「民事訴訟法、民事執行法、民事保全法」のテキストもあると良き。全部揃えると1万円くらいします。
その他法令
- 民事訴訟法
- 民事執行法・民事保全法
- 破産法
- 民事再生法
- 犯罪による収益移転防止に関する法律
- 手形法・小切手法
債務整理でなじみ深い、破産や再生についての分野はここ。
でも貸金業の試験ではそんなに重要度は高くありません。実際今回の2023年度は、破産や再生については何一つ出題されずw
どちらかというと、手形法や、犯罪による収益移転防止法のほうが重要度が高いもよう。
民事〇〇法や破産法については、前述のとおりオートマの「民事訴訟法、民事執行法、民事保全法」のテキストがあると理解が深まるのでおすすめ。
まあ、重要度は高くないので、あくまでも参考程度って感じでしょうか。
資金需要者等の保護・財務会計
- 個人情報の保護に関する法律(個人情報保護法)
- 消費者契約法
- 不当景品類および不当表示防止法
- 財務会計
個人情報保護法は、貸金業にとっては重要な項目ですよね!
テキストでは20ページと、結構な幅を利かせて解説されています。(他のは4〜5ページくらい)
財務会計は貸借対照表やキャッシュフローの話なので、簿記の分野ですかね。
個人の源泉徴収票のことなどもでてきます。(が、今回の試験は出題されませんでした…)
経営されている方は、なじみのある分野かもしれませんね!
貸金業務取扱主任者の勉強方法・時間など
まず私はこの試験の分野はまったくもって初めてのド素人でした。
なので全体像としてどんな内容をやるのかをざっと把握するためにも、テキストを通しで5〜6回通読しました。
そうすると、最初は意味がわからなかったものも、何回か読んでると、なぜか理解できるようになってきます(°▽°)
赤ちゃんも最初は意味わからず言葉を発していると思うんだけど、それがそのうち「ママ=母」「パパ=父」みたいに、認識してくるのと同じ感覚だと思う。(この説明わかってもらえるかしら?)
そんな感じでとにかくテキスト読みまくる!
試験前2週間はひたすら過去問でアウトプット。過去問は直近3年分を各2回、4年前のを1回やりました。
試験時間が2時間、50問を解くのですが、各問の文章量が多めなので、スムーズに読解できる力も必要。
なので過去問は繰り返し繰り返し解いて、問題に慣れておいたほうが良いと思います。
Twitter見ていると、時間ギリギリだったって声も多く見受けられました。
そして今回の私の勉強時間は45時間でした(FP2級の時より少ない💦)
自分で自分をなぐさめるようでアレなのですが、この勉強時間で29問とれたのはよく頑張った!と思う!(貸金業務取扱主任者の勉強時間は約180時間と言われています)
まとめ
貸金業務取扱主任者の資格を取ったからといって、すぐに何かに役立つわけではないし、
この資格ってすでに金融機関で働いている人が取るような資格っぽいから、わたしはかなりアウェイだったと思うんだけど、受けてよかったです。
合否はまだわからないけど、たぶん不合格だと思うw
貸金、tac解答速報では29問でしたー!
— なつこ🧚♂️ブラック主婦/勉強中 (@ntk55hensai) November 21, 2023
去年は28点が合格ラインの時もあったので同水準ってことを祈る🙏大体30点超えっぽいけどw
とはいえ不合格だったとしても、法律初学者&勉強時間の割には民法がスラスラっと読解できたのでまた一つ自信がついた感🥰
雑感はのちほどブログ書こっと。… pic.twitter.com/mAEMxR9eEQ
なんか新しい分野を勉強して、ここ最近は結構充実した気がします!新しいことをはじめるのって、刺激的でいいですよね。
不合格だったら、また来年挑戦!✊
余談だけど、私試験勉強っていっつも平均50時間だなw
もう少し努力できるように精進します。。
私はTACのテキスト&過去問題集を使いました!
次に読みたい資格シリーズ
コメント