おまとめローンって実際どうなの?メリットデメリット&利用すべき人まとめ

おまとめローンはどんな人に向いている? 借金関連ニュース
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なつこです!

私たち夫婦は今年の1月に任意整理が終了しました。

しかし、思うのです。

任意整理をしないで、おまとめローンを選択していたらどうなっていたのだろう??

私なつこの場合は、某E社のクレジットカード滞納で裁判所から支払督促が来てしまっていたので債務整理しか道はありませんでしたが、

旦那はまあ多少遅れつつも、普通に毎月かろうじて返済はしていたんですよね・・・

債務整理のおかげで世間と同じ金銭感覚が身についたからよかったのですが、もしおまとめローンにしていたらどうなったのかな?ということで、

おまとめローンについて、どんな制度なのか?メリット・デメリットは何?というのを調べたので、共有いたします。

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おまとめローンとは

おまとめローンの仕組み
複数から借り入れしている借金などを一本化にするのが「おまとめローン」。

「おまとめローン」とは複数抱えている借金を1本にまとめることを言います。

  • カードローン
  • キャッシング
  • クレジットカードのリボ払い
  • 各種ショッピングローン

など、金利が発生するものをおまとめに含めているのが特徴です。

「おまとめローン」という名称の金融商品もありますが、普通のカードローンでも複数の借入先をまとめて一本化するケースもあります。

このブログではどちらのケースについても「おまとめローン」と呼ぶようにします。

おまとめローンのメリット4つ

  • 金利が下がる
  • 毎月の返済額が下がる
  • 返済日がまとまるので管理が楽になる
  • 信用情報に傷がつかない

金利が下がる

借り入れの一本化のメリットとして、金利や返済額が下がります。そのため返済スピードが上がります。

例えば、金利18%で70万円の借り入れをそれぞれ3社からしていたとします。

一本化すると総額210万円の借り入れになるため利息制限法により金利は18%→15%までに下がります。

グレーゾーン金利の説明
現在は利息制限法により、100万円以上の借り入れは金利15%がMAXとなっています。

しかし、おまとめローン的なものというのは、ほとんどが低い金利となっています。

【参考】おまとめローンの金利メガバンク3行比較

メガバンクでは「おまとめローン」という名称の金融商品はないため、使用用途が使い道自由であるカードローンで比較してみます。

利用限度額三菱UFJ銀行「バンクイック」三井住友銀行カードローンみずほ銀行カードローン
10万円以上100万円未満年13.6%~年14.6%年12.0%~年14.5%年13.5%
100万円以上200万円未満年10.6%~年13.6%年10.0%~年12.0%年11.5%
200万円以上300万円未満年7.6%~年10.6%年8.0%~年10.0%年8.5%
300万円以上400万円未満年6.1%~年7.6%年7.0%~年8.0%年6.5%
400万円以上500万円未満年1.8%~年6.1%年6.0%~年7.0%年5.5%
500万円以上600万円未満年5.0%~年6.0%年4.5%

※バンクイックは500万円まで、他2行は800万円までが融資可能額となっています。600万円以上はスペースの都合上割愛します。

現在の借金の総額と、上記の金額の金利を照らし合わせてみると、金利がかなり低くなるのではないでしょうか。

毎月の返済額が下がる

金利が下がれば毎月の返済額も減りますし、元金が減るスピードが早くなります。

また、一本化にすることによって、もし今まで手数料がとられていた場合、それらもなくなります。

返済日がまとまるので管理が楽になる

25日、30日、1日……のように返済日や利用する金融機関がバラバラになっていると、返済が面倒になってしまいますよね。

私も給料が入った後、アコムのATM、エポスのATM、振込用紙もって右往左往……みたいな感じで返済行脚していました。(任意整理中もそうでしたが)

こういう時って、例えば体調崩していたり、仕事が忙しくて振込ができないと大変ですよね。

おまとめローンなら一本化になるので、もちろん返済日も一日だけです。これ、かなり精神的にラクになりますよ~!

信用情報に傷がつかない

借金返済に苦しんだ時には、債務整理も検討しますが、債務整理のデメリットとして信用情報に傷がついてしまうというものがあります。

しかもその傷は5年~10年ついていると言われています。

傷がついていることによって、今後新たなローンが組めなかったり、クレジットカードが新規で作れなくなったりします。

5年~10年、生活が今と変わらないことが確約されているかといったら、必ずしもそうではないと思います。

おまとめローンであれば、こうした信用情報の傷がつかないため、今後も新しくクレジットカードを作ったり、住宅ローンなどに挑戦したい人には一番の候補となるでしょう。

おまとめローンのデメリット3つ

  • 審査結果が出るまで長い
  • 返さなくていい借金も返済してしまう可能性
  • さらなる借入をしてしまう可能性
  • 必ずしも希望額が借りられるとは限らない

審査が出るまで長い

すべてのおまとめローンがそうとは限りませんが、基本的には審査が長くなるパターンが多いです。

とくに銀行系は、仮審査→本審査と手続きに段階を踏んでいき、必要に応じて来店することもあります。

即日融資ほとんどなく、審査は長いと1~2ヶ月かかることもあります。

なので、少しでもおまとめローンが気になるなと思ったら、まずは話だけでも聞きに行くのがいいかもしれません。

返さなくていい借金も返済してしまう可能性

今現在、あなたは借金を滞納していて、遅延損害金が発生している場合、

これ、債務整理によってカットできる可能性があります。

実際、なつこも債務整理によって30万円近い遅延損害金がカットになりました。

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返済計画書、遅延損害金は317,492円!

おまとめローンの場合、こうした遅延損害金を含んだ金額を返済に充てることになりますので、本来払わなくてもよかった遅延損害金を、ご丁寧に払ってしまう可能性があります。

なつこのようにウン十万円と発生している場合、その金額をドブに捨てているのと同じことになっちゃいます。

なので、遅延損害金が発生しているあなたは、債務整理一択で考えましょう。

というよりも延滞が発生している場合は信用情報が悪くなっていため、そもそもおまとめローンの審査に通らない確率が非常に高いです。

空いた枠でさらに借り入れをしてしまう可能性

気を付けてもらいたいのが、せっかく借り入れの一本化をしたのに、ある程度返済して空いた枠で、さらなる借金を繰り返してしまうことです。

とくにこれはギャンブルや浪費などの借金をしている人は気を付けるべきことです。

ギャンブルや浪費などで借金を作ってしまった場合、借り入れのおまとめよりもまず先にするべきは、生活状況の改善です。

  • ギャンブルをやめる
  • 欲しいものをすぐ買うクセをやめる
  • リボ払い、分割払いをやめる
  • 飲み会に行かない
  • 煙草をやめる
  • お菓子やジュースを控える

などなど…。

せっかく金利も下げて、毎月の返済額を減らしても、今までと同じような生活を送っていたら、あっという間にまた借金が増えてしまいます。

こうした人も、債務整理でいったん借りられない状況にしてしまうのは有効です。

必ずしも希望額が借りられるとは限らない

例えば、アコム50万円、プロミス30万円、アイフル100万円をおまとめしたい場合。

全部で180万円がおまとめローンの融資を受けられれば良いのですが、審査の結果、希望額よりも低かったなんてこともあります。

必ずしも、希望額が借りられるワケではないので要注意。。

ギャンブルや浪費で作った借金はおまとめに向かない

過去にギャンブルや浪費が原因で借金を作ってしまった私の意見ですが、こういう人はおまとめをせず、債務整理をするのも一つの手段です。

債務整理のデメリットである「手続きから5年~10年は新たな借り入れができない、クレジットカードが作れない」というのが、いい浪費の矯正になります。

冒頭でもお話ししましたが、実際私は任意整理をはじめて5年が経ちました。もう完済しています。

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それでも、昔に比べて状況は改善しており、ギャンブルもしませんし、浪費もしません。

お金の管理は正直苦手ですが、衝動買いをせず日々淡々と同じような毎日を過ごすことに慣れ、現在はそこまで生活に困っていません。(まあほんのちょっとだけ負債はあるのですが…)

また実際におまとめローンで借り入れた人でも、そのあとまた失敗して結局債務整理をすることになった・・という人は意外と少なくありません。

だったら早めに債務整理をしてもいいのかな、と思います。

早めにやっとくべきなのが債務整理なので、本気でギャンブルや浪費をやめたいのであれば、こうした修行期間は設けてもいいのではないでしょうか。

おまとめローンをした方がいいのはこんな人

こんな方におまとめローン💰

  • 今まで延滞せず返済をしてきた人
  • これから新規でクレカ作成やローンを組みたい人
  • 税金も滞納している人

ひとくちに「おまとめローン」といっても、すごい雑に言ってしまえば「新たに借金をすることです」。そこには審査も加わります。

当然、審査に落ちる人も多くいます。むしろ借りる額が大きいから普通のサラ金よりも審査が難しいなんて話も聞きます。

信用情報も開示します。そこに延滞などブラックな情報があれば、審査は絶望的になるでしょう。

⇒信用情報開示で過去2年の支払いの延滞の有無が見れます。

とはいえ、審査してみないとおまとめローンが利用できるかどうかはわからないので、「過去に延滞しちゃったからおまとめできないかもな・・・」とあきらめモードになるよりも、まずは挑戦してみましょう。

それで審査に通れば、債務整理しなくても大丈夫なので、今後もクレジットカードを作ったり、住宅ローンなど挑戦できる信用は残ります。

税金の滞納は債務整理で解決できないので、消費者金融やクレジットカードのリボに加え、税金滞納にも困っているという人も、おまとめローンが有効でしょう。

なつこ
なつこ

おまとめローンで毎月の返済の負担を減らし、空いた分で税金を返す、と。

税金の滞納は、容赦なく差し押さえしてきます。よかったらなつこの経験談も見てみてくださいね。

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まとめ

おまとめローンのメリット&デメリット、おまとめに向いている人をまとめました。

債務整理をしようとしている人も、まずはおまとめローンを検討してみてもいいのかもしれません。

それでダメならいさぎよく債務整理をしましょう。

この記事内で出てきた信用情報や借金減額診断の記事は以下にまとめてみますので、気になった方は見てみてくださいね!

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