なつこです。
旦那は建設業界で働いているのですが、周りの30代建設メンズに比べ、日給2万円とそこそこ良いお給料をもらっています。
ただ額面だけ聞くといいかもしれませんが、実は社会保険ではありません。(※厳密にいうと組合の保険)
有休もなし。
つまり、社会保障がゼロの状態で働いているのです。
調べてみると、いろんな業種で「マージン率」というのが公表されているみたいですね。
それを見ると、社長、利益取りすぎなんじゃないの??って。
ってことで社長に直接「もう少し給料に還元して!!」と、直談判に行ってきたお話です。
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この記事の内容
利益率(マージン率)とは?
マージン率というのは、一人あたりに大してもらえる売り上げのうちの「会社利益」の部分です。
下請けの建設業界の場合、1日働くと現場から1人あたりの日額手当が会社に入ります。
そこから「賃金」「社会保障料」「会社の取り分」を振り分けているのですね。
旦那の例を挙げると、
彼が1日働くと3万円+税が会社に入ります。そこから「賃金」「社会保障料」「会社の取り分」と振り分けます。
旦那は現在行っている現場から「1日3万円+税」が会社に入っているというのは知っています。(現場からの請求書を見ているため)
旦那の賃金は2万円です。
社会保障料というのは、社会保険、雇用保険、会社によってまちまちですが有休分の積立なども含まれます。
会社の取り分というのは会社存続に必要な経費と経営者の利益になります。
ここが重要なんですが「社会保障料」というのがまったく与えられていない状態なんですね。
旦那が日給2万円なら、別で社会保険・雇用保険・有休をつけないと割に合わないわけなんです。
現状、3万円+税もらっているうちの1万円が会社の取り分であれば、会社のマージン率はおよそ30%ということになります。
以下の画像をみてください。
Googleの画像検索で「マージン率」と打ち込んで出た結果です。
いろんな業種が混ざっていますが、おおよその部分ではどの業種も割合は同じです。
- スタッフの賃金 70%
- 社会保障料(社会保険、雇用保険、有休など法定福利費とも呼ばれる)20%
- 会社運営費 10%
つまり、旦那は日給に対して社会保障料がすっぽ抜けてしまっている状態なんですね。
1日3万円+税が会社に入るのであれば、
- 賃金 2万円
- 社会保障料 2,000円
- 会社運営費 8,000円
このようにならないと、割に合わないわけなのです。
現状、会社運営にかかるコストがほぼゼロの状態
ちなみに会社取り分は「会社運営費」と称されます。
会社運営費にはどのようなものがあるかというと、簡単に想像しやすいのが「事務所家賃」「顧問税理士報酬」とかですかね。(というかなつこがそれくらいしか思い浮かばない)
あとは会社に事務員がいればその人のお給料なんかも会社運営費で出しています。
で、旦那は叔父の会社で働いているんですよ。その会社に属しているのは、旦那と叔父の2人のみ。
だから会社運営をする上でどのようなお金の流れになっているかが割と透明なんですね。
それを見ると旦那いわく「経営コストは、税理士報酬だけじゃないか」って言うんです。
一応交通費として車のガソリン用に会社カードが出ていますが。だいたい月3万円くらい。
旦那が最低でも月20日は働いているので、20日×現状の会社分1万円=月20万円の収益があるわけです。
20万円のうち車のガソリン代3万円を引いても17万円残るわけです。
税理士報酬に月17万円もかからないですよね??
調べてみると、売り上げが年間1000万円未満であれば月2〜3万円が相場のようです。
そんでもって叔父は自分もまだ働いていますので、普通に収入がある上で旦那の売上からの利益分(約20万円)ももらっているのだ。
旦那が日給+2,000円増えても月4万円。叔父には10万円程度は残るんだけどねぇ。ダメかねぇ。
賃金アップ交渉は失敗。
旦那の言い分としてはこうです。
「社会保障費がゼロだから、せめて日当+2000円にしてちょーだい!!」
と。
百歩譲って社会保険はいいんです。社保に加入すれば会社負担が一気に大きくなるので、そこは譲歩してもいいと。社長も生活があるので。
それに社保って従業員数が5名以下の事業所なら、半数以上が「加入して」って声がなければ強制加入ではないみたいですし。
あとは自治体の国保じゃなくて、組合の国保に加入できているし。
だからもうこの際社会保障費はゼロで構わないから給料を上げてくれと。
ってことで言いに行ったのですが。ダメでしたw

これがやっぱり身内のもとで働くイヤなところよね。
生活状況を知っているからこそモヤる気持ち
その社長宅はですね、まあいい生活しているのですよ。そういうのを身近で見てしまっているからね。思うのです。
その!
お金は!
誰が!
利益を!
出しているおかげなのか!!!!!!!!ってね。
そんで車買ったり、家買ったり、本当なんなんだか。
こっちは共働きで両親の助けも得ず子どもを育ててアップアップだというのに!!!!!!!
こう言う家庭の状況を知っているからこそなおさらファッキューなんですよ。

妻的にはささっと違うアクションを起こしてもらいたい
なつこはですよ。
やっぱり保険の支払いに苦労しているし、ペラペラの保障で働くのは危険だと思うの。ましてや建設業。
高所作業もあるし、化学薬品扱うところだし、災害でも起きたら路頭に迷うわけですよ。
子どもたちのこともあるし。。
一応過去に働いていた会社で社保加入していたらから仮に旦那が死んでも遺族年金は微々たる額くらいはもらえると思うけど。
だからさっさと現状を変えるしかないと思うんですがねぇ。
身内の会社だから余計に動きづらいんだろうね。うん。見ていると、とってももどかしい!!
もう、これは時が経つのをもう少々待つしかないかな…。