なつこです。
クレジットカードやカードローンなどの借金を数カ月~数年滞納し続けていると、いずれは差し押さえになります。
ただし、いきなり差し押さえになることはなく、ある程度の段階を経て差し押さえになるのはご存知ですか?
今回の記事では差し押さえになるまでの流れや、差し押さえにならないための方法を書きました。
この記事の内容
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差し押さえになるまでの流れ
なつこが過去にエポスカードを滞納した時は差し押さえ一歩直前まで行きました。
それは2年くらい沈黙を続けたあとのこと。
突然、裁判所から手紙が届きました。
1.支払督促申立書が届く
簡易裁判所から「特別送達」という赤いハンコが押された郵便物が届きました。
その中身は「支払督促申立書」です。
簡単にざっくり説明すると、
14日以内に請求額(114万円)を一括払いしなかったら、差し押さえします
という内容のものでした。
当時、妊娠中で仕事をしておらず、114万円という大金は持っていませんでした。

ない知恵を振り絞って色々考えますが、114万なんて大金をいきなり手にすることは無理です。
そうこうしていると、次の一手がやってきます。
2.仮執行宣言付き支払督促申立書が届く
またまた簡易裁判所から「特別送達」で手紙がやってきます。
この中身は「仮執行宣言付き支払督促申立書」。
ざっくり説明すると、
「支払督促」を送ってから14日経ってもなにもアクションがなかったので、内容を認めたとして、ここからさらに14日以内に支払&連絡をよこさないと、差し押さえします
ということです。
恐いのは「仮執行宣言付き」なので、この時点でいつでも差し押さえできる状態にあるということなのです。
ピンチです。。
3.差し押さえ
仮執行宣言付支払督促申立書が届いてもだんまりを決め込んでいると、とうとう差し押さえが執行されます。
差し押さえになると、働いている人であれば正社員、派遣、パートにも関わらず給料が差し押さえに。
自営業の人は報酬が差し押さえになりますし、車や住宅などのお金に換えられる財産がある人はそれらが差し押さえられます。
強制執行ですので、泣こうが喚こうが、確実に差し押さえになるので、もう後戻りはできません。。
差し押さえを逃れる方法は2つ!
なつこはなんとか直前で差し押さえを回避することができました。
その方法は2つあります。
1.債務整理をする
支払督促、もしくは仮執行宣言付支払督促申立書が届いている時点で、弁護士・司法書士の先生に相談しましょう。

支払督促をしてきたカード会社以外にも支払に困っているところがあれば相談してみるのも一つの手段です。
借入が1件のみだったり、少額だったりする場合は債務整理をせず、次の方法を取る方が得策です。
2.異議申し立てをする
一番最初に簡易裁判所から届く「支払督促」には「異議申し立て書」という紙が入っています。
異議申し立てというのは、
- 借金に身に覚えがない(クレジットカードを盗まれて勝手に使用されていた等)
- 金額が間違っている(本来借りた額よりも多い、利率の計算がおかしいなど)
- 一括で支払うのは不可能(分割払いにしてもらいたい)
こういったパターンで利用します。
多くの場合は「一括で支払えないので、分割払いで交渉したい」という状況だと思いますので、必ず異議申し立て書を利用しましょう。
異議申し立ての詳しいやり方については、簡易裁判所から「支払督促」が届いたらすぐにやるべき異議申し立てと弁護士の相談!|借金解決ガイドをどうぞ。
簡易裁判所から支払督促が届いても、冷静に対処しよう
簡易裁判所から手紙がくるだけでも心臓が止まるレベルでびっくりしますよね。。
でも冷静に対処すれば大丈夫。
差し押さえを回避する方法は、①債務整理もしくは②異議申し立てのどちらかになりますので、あなたに合ったやり方で対処しましょう。
異議申し立ての詳しいやり方については、簡易裁判所から「支払督促」が届いたらすぐにやるべき異議申し立てと弁護士の相談!|借金解決ガイドをご覧ください

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