Twitter見てたら衝撃的なものが目に飛び込んできました。
え?リボの返済は毎月16円ずつしか返せてなかったの?? pic.twitter.com/RtfnWRzpmE
— 吉田 雄大 (@yoshida_yudai) 2018年11月6日
えっ。。。
元金16円てww
リボ払いを利用していて、毎月定額15000円を返済しているけど、元金16円しか減っておらず、その他の金額は利息手数料ってわけなんですね。
リボ払いはマジで恐ろしいやつです。。
便利なんですが、よーーーく計画を立てて使わないと痛い目に合います。
今回はなぜリボ払いが怖いのか、なぜ元金が16円になっちゃうのか、詳しくまとめてみました!
この記事の内容
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リボ払いは怖いけど便利なシステム。
リボ払いは毎月決められた金額を返済すればいいので、うまく利用すればとても便利な支払い方法。
例えば10万円の商品を購入しても、リボ払い5000円コースなら、毎月5000円だけ返済すればOKってことです。
リボ返済は定額なので、毎月の収支が把握しやすいというメリットがあります。

カード会社によってはポイントがガッツリ貯まりまるので、一見するとおトク感が溢れ出ていますね。
でも使い方を間違えると、上記のツイ主のように、15000円も返しているのに16円しか返済できておらず、利息に1万数千円もとられていたということになるのです。
リボ払いの仕組みを解説。元金が減らない理由は…
上記のツイートのように元金16円しか返せていないという状況はどのようにして起こるのでしょうか。
原因は2つ。
- 常に限度額カツカツで使っているといつのまにか限度額が増えて、気づかぬうちにたくさん借金をしていた
- リボ利用額に対して支払額の設定が少額だと、元金がなかなか減らない
こわいですね。
どんどん増える限度額に気づかず、自滅するパターン
最初は20万円だった利用枠が、たくさん使っていると、カード会社から上客と見なされ、どんどんクレジットカードを使ってもらいたく、限度額を引き上げてくれます。
20万円、30万円、50万円、そしてあれよあれよと100万円に!!
毎月一定額の返済だから、自分から利用残高の明細を確認しない限り、罪の意識もなくゴリゴリ使ってしまいます。
気づくタイミングは、お会計時にクレカが使用できなかったりする時。
ここではじめて限度額めいっぱいに使ってしまっていることに気づき、それまでクレカに依存していた生活が一変、クレカが使用できなくなってしまったがために、生活が崩壊してしまうのです。

リボ地獄のはじまりなのです。
実は借りて返してを繰り返すと利息が膨れ上がる
リボ払い毎月一定額を返済する支払い方式です。
実はこれに罠がありまして。
支払額を決めてしまうと、下手をしたら返済のゴールが見えなくなってしまう恐れがあるのです・・・。
例えば上記のツイート主が利用しているのエポスカードでは、残高スライドコースと定額コースの2つがあります。
残高スライドコースとは
残高スライドコースでは、リボ利用額に応じて支払い額が変動します。
例えば50000円のコートをリボ払い(残高スライドコース)で購入した場合、毎月の支払額は3000円。
ですが後日、さらに10万円の家電をリボで購入した場合、リボ利用額は15万円となり、毎月の支払額は10000円となります。
使った金額に応じて支払い額も増えます。
そのため、返済額のうち元金に充てられる割合も大きく、しっかり返済できます。
定額コースとは
定額コースでは、リボ利用額に関わらず支払額は一定です。
50,000円のコートをリボ払い(定額コース)で購入した場合、毎月の支払額は5000円のコースであれば、毎月の支払額は5000円です。
後日、さらに10万円の家電をリボで購入した場合、リボ利用額は15万円となりますが、定額コースは毎月の支払額はリボ利用残高に関わらず常に一定額の支払いになるので、変わらず毎月の支払額は5000円となります。
パッと見、毎月の支払い負担が軽い定額コースが、お財布に負担がなくていいですよね。
しかし定額コースは支払額を低いままにしておくと、上記のツイートみたいに、一回の支払額15000円のうち9割以上が利息手数料だったってことになりかねないのです。
リボの計算式
利息の計算は下記計算式で行います。
リボ利用残高×金利手数料÷365日×支払い間隔(30日)
先程の50000円のコートを買った後に10万円の家電を買った場合、「残高スライドコース」と「定額コース」の支払額は・・・
残高スライドコース(10000円) | 定額コース(3000円) | |
---|---|---|
元金 | 8151円 | 1151円 |
利息 | 1849円 | 1849円 |
額に対して毎月の返済額が少額だと、元金よりも利息の方が割合が大きくなってしまうのです・・・。

大きな金額の買い物を、毎月3000円とか5000円の少額コースで支払っていると、なかなか元金も減らない上に、利用可能額がなかなか空きづらくなってしまうのです。
15万円を定額コースで3000円で支払っていると、10ヶ月後にようやく1万円枠が空くようになります。
これをどう見るかはあなた次第・・・。
リボ払いとショッピングローンの違い
リボと同じ定額返済の借り入れは、他にもショッピングローンが該当します。
この2つはどちらも同じ、毎月一定額を返済していくものとなります。
ですが、明らかにショッピングローンの方がイージーモードです。
下記はショッピングローンの手数料の表です。

上の画像はコジマネットのショッピングローンのページからお借りしてきました。
例えば10万円の冷蔵庫を買ったら、12回までなら金利ゼロなので、毎月の支払いは約8,400円という計算になります。(100,000円÷12ヶ月=8,333.333333円)
つまり毎月8,400円を12回払えば、10万円の冷蔵庫は1年で完済できることになります。
支払回数を「12回」と決めているので、そこから毎月の返済額が決まります。
さらに12回で完済というゴールが見えているため、確実に返済が終わります。
その一方でリボは、返済途中で新たにショッピングをすることが可能となっています。多くの人はショッピングローンのようにストレートに返済をせず、途中新たにリボ枠を利用してショッピングをしてしまいます。
これを繰り返していると、いつまでたっても返済の終わらない、悪魔のリボ地獄ゾーンに突入してしまうのです。

リボ地獄に陥らないための鉄則
怖いのは、ストレートにリボ返済をするのではなく、ちょっと限度額が空けば天井までカツカツで使ってしまうことです。
そうなると、元金がなかなか減らず、利用可能枠も開かず、気づいたときには毎月利息手数料をたくさん払っていたということになりかねません・・・。
そうならないためには、ちょっと余裕ができた月には多めに返済をすること!
どのカード会社も、増額返済ができるようになっています。
ネットで簡単に変更できますし、ATMからでも操作ができますので、各カード会社で確認してみてください。
あとはこまめに明細をチェックすること
自分がいくら使っているのか?限度額はいまいくらなのか?利息はどれくらい払っているのか?などなど、頻繁にチェックしてみてください。
今はWEBで明細が見れるところが多いです。
スマホで簡単にチェックできると思うので、最低でも月2回(支払いが完了されたとき、明細が確定されたとき)チェックするのをおすすめします。

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なつこです。 現在31歳。 18歳で成人式の晴れ着をショッピングローンで購入し、 19歳で渋谷で定額ネイルのキャッチにローンを組み、 20歳でエステの勧誘にあい店頭で120万円の高額ローンを組み、 は ...
リボ払いが怖い理由まとめ
では最後にリボが怖い理由をまとめて終わります。
- リボは利用額に応じて利息が決まる。
→残高に対して支払額が少ないほど、元金が減らない - 返済途中で何回もリボを利用してしまうと、返済がなかなか終わらない
→積極的に増額返済をして、利息の負担を減らそう - リボ払いも消費者金融となんら変わらない制度ということ

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